「社内版ビズリーチ」プロジェクトが動き出した「社内版ビズリーチ」プロジェクトが動き出した
- K.Hanaoka
- まずは、「社内版ビズリーチ」立ち上げのきっかけを振り返ってみましょうか。まだ私がビズリーチ事業部にいた頃のこと。お客様との対話の中で、「社内に優秀な人材がいるのに、最適なポジションにアサインできず会社を去ってしまう」といった悩みを耳にすることが多くありました。適切な人材配置をしたいけど、誰がどんな志向やスキルを持っているのかが把握しきれていない――そうした悩みを抱えている企業が多いと気付いたんです。
その時にふと、「ビズリーチが中途採用の領域で行ってきた『求職者と企業のマッチング』が、社内でも応用できるのではないか」と考えるようになりました。さらに当社には、社員情報を一元管理する「HRMOSタレントマネジメント」もある。この2つを掛け合わせれば、社内人材の最適配置を支援する仕組みが実現できるかもしれない。そう思いHRMOS事業部に相談しに行くと、Fujimuraさんたちがすでに「社内版ビズリーチ」の開発へと動き始めていたんですよね。
- T.Fujimura
- そうでしたね。当時、Hanaokaさんが同じ課題意識を持っていたとは知らなかったので、驚きました。HRMOS事業部でもその頃、「HRMOSタレントマネジメント」の新たな価値提供のあり方について、毎週議論を重ねていました。お客様へのヒアリングを通じて浮かび上がってきたのが、「人材不足」と「早期離職」という2つの大きな経営課題。これをタレントマネジメントの文脈でどう解決できるかを模索し始めていたタイミングでした。
- K.Hanaoka
- その後、私もHRMOSタレントマネジメント部との兼務というかたちで本格的にプロジェクトに参加し、開発メンバーとともに毎週のミーティングを重ねながら、少しずつ方向性やコンセプトを固めていきました。なかでも印象的だったのが、キックオフの段階でFujimuraさんが、すでに生成AIを活用し、社内版ビズリーチの大きな特徴である「社内レジュメ生成」のプロトタイプを用意していたことです。てっきり「ビズリーチ」の「レジュメ自動作成機能」を社内版に転用したようなものになると想像していたので、想像とはまったく異なるアプローチで驚きました。
- T.Fujimura
- たしかにビジネス職のメンバーからは、「ビズリーチ」の「レジュメ自動作成機能」の様なゼロから選択していく方式の機能開発の相談がありました。ちょうどGPT-4が登場し、実サービスで使える精度も見えてきた時期です。そこで、既存機能の模倣ではなく、「HRMOS」ならではの生成AIを掛け合わせた新しい価値を模索したいと考えたんです。
また、転職用レジュメと社内活用を目的とするものでは、情報の具体性や文脈が異なります。社内には目標や評価、配属歴といった多様なデータがあり、「これらを活用すれば、社内向けに最適化されたレジュメを自動生成できるのではないか」と考えました。そこでまず一人でプロトタイプ開発を始め、AIに関心の高いエンジニアも途中から業務時間の約2割を割いて開発に加わり、共にプロトタイプを形にしていきました。それを戦略会議で共有した際、ビジネスメンバーから声が上がるほどの良い反応があり、確かな手応えを感じました。そこから実際のお客様とも直接対話し、フィードバックを頂きながら、製品化に向けて動きだしたのがはじまりです。
- K.Hanaoka
- 実際、今お客様から評価いただいているのも、まさにその部分なんですよね。入力を前提とせず、社内システムに蓄積されたデータをもとに1クリックでレジュメが自動生成される——その設計自体が画期的だと思いました。入力の負担を減らしたいというお客様のニーズにしっかり響いていると感じます。
- T.Fujimura
- 今回のプロジェクトは「人材不足」と「早期離職」という経営課題の解決を目指して始まりましたが、個人的には「新しい技術を活用して新たな価値を生み出したい」好奇心も原動力となりました。まさに、ビズリーチが掲げる「7つのプロフェッショナリズム」の一つ、「好奇心からすべてがはじまる」を体現する取り組みだったと感じています。同じ課題意識を持った仲間が集まり、試行錯誤を重ねながら着実に歩みを進めていった。この過程こそが、ビズリーチらしい協働の形だったのかもしれません。
Column
経営課題に向き合い、好奇心で切り拓く。ビズリーチらしい協働の形
社内の人材をどう活かすか――。「社内版ビズリーチ」は、ビジネス職とプロダクト職が共通の課題意識を持ち、それぞれの視点で議論を重ねる中で誕生しました。生成AIを活用した「社内レジュメ生成」の機能も、エンジニアの好奇心と挑戦心から生まれたもの。互いに課題を探求しながら、チームとして新しい価値を創り出していく協働の姿勢こそが、私たちの強みです。
「できない」で終わらせない。
チームが同じ目線に立ち、その先の価値をつくる。「できない」で終わらせない。
チームが同じ目線に立ち、その先の価値をつくる。
- K.Hanaoka
- 実は、私たちが一緒に仕事をするのは今回のプロジェクトが初めてなんですよね。Fujimuraさんの第一印象は、「現場に積極的に入り込み、お客様の声をしっかりとプロダクトに反映しようとしてくれる人だな」というものでした。商談に同行し、技術的な視点で現場のリアルな課題やニーズを丁寧に聞き出してくれるので、職種が違えど、プロジェクトを進めるうえでの認識のズレはほとんどありませんでしたね。スムーズなコミュニケーションができていたと思います。
- T.Fujimura
- 今回は特に「現場に出よう」と強く意識し、プロジェクト初期段階では、大手企業様のほぼすべての商談に同行しました。お客様の課題がよりリアルに見えるだけでなく、セールスチームと視点を合わせるという意味でも非常に貴重だったと思います。
なかでもお客様に真摯に向き合い、困りごとや課題を丁寧に掘り下げるHanaokaさんの商談は印象的でしたね。機能の話を一切出さずに「お客様が何に困っているのか」「どんな課題を本気で解決したいのか」を徹底的に引き出していく。そうした姿勢があるからこそ、お客様にとって本当に価値のある提案ができるのだと感じます。
- K.Hanaoka
- ですが、そうしたセールスができるのは、難易度の高い要求にも真摯に対応してくれるプロダクトチームのおかげでもあると思うんです。Fujimuraさんたち開発メンバーは、絶対に「できない」と言いません。現状の仕様では難しい場合でも、「外付けの機能をつくる」「何かしらの形で対応しよう」と前向きに提案してくれるんですよね。だからこそセールスも、自信をもってお客様に向き合うことができるのだと感じます。
- T.Fujimura
- 補足すると、「HRMOS」シリーズはSaaSモデルのサービスなので、お客様ごとに個別開発をすることは基本的には難しいんですよね。ですが、大手のお客様の場合、標準機能だけではご要望を満たしきれないケースも少なくありません。そうした場面では、お客様に対して技術的なサポートを提供するテクニカルソリューションチームと連携し、別でソリューションを提案するようにしています。「できません」で終わらせず「お客様の期待をこえる」という姿勢は、プロダクト職にもビジネス職にも共通してあるのかなと思います。
- K.Hanaoka
- 確かに、SaaSのセールスも、大手のお客様の場合は提案手法も異なると思うんですよね。SaaSのセールスは「この機能を求めているお客様にどう届けるか」というプロダクトアウトな考え方が一般的です。しかし、大手のお客様と向き合う場合は、規模や権限など、非常に高度かつ複雑な前提条件があります。だからこそ、そうしたお客様に価値を届けるためには、「今はまだないけれど、実現したいこと」に共感し、共感したものを一緒に形にしてくれる仲間が必要です。「社内版ビズリーチ」のチームはそこが強みなんですよね。僕は、そう思っています。
最近また新機能を作っているのですが、毎週のようにお客様のもとに伺い、仕様をすり合わせては、すぐに形にして確認してもらう——そんな高速サイクルで開発が進んでいて、正直驚いています。チーム全員が同じ方向を向いているからこそ、ここまでスピード感のあるプロダクト開発ができるのかもしれませんね。
Column
お客様の期待をこえるために、
支え合い、高め合える仲間がいる。
お客様に真摯に向き合い、本質的な価値提供を目指すビジネス職。「できない」で終わらせず、実現に向けた可能性を模索し続けるプロダクト職。職種や役割は違えど、共に目指しているのは「お客様の期待をこえる価値」を届けることです。お互いを支え合い、信頼し合える仲間がいる。それが「社内版ビズリーチ」チームの原動力になっています。
はたらく人と組織の可能性を広げる
唯一無二のサービスを目指してはたらく人と組織の可能性を広げる
唯一無二のサービスを目指して
- T.Fujimura
- 「社内版ビズリーチ」は、まだまだ成長途中。さらなる進化を目指し、常に改善を重ねていこうと考えています。特にプロダクトの世界ではAI技術の進化が目覚ましく、新たな概念や技術が次々と登場しています。私たちが今つくっているものも、すぐに一世代前のAIプロダクトになってしまうかもしれません。だからこそ、AIを前提に設計された“AIネイティブ”なプロダクトへと進化させていく必要があると強く思っています。
- K.Hanaoka
- そうした技術の進化に対して、私たちセールスもお客様の声を起点に、プロダクトチームと議論を重ねながら「どんな新しい価値を届けられるか」を模索し続けていきます。その結果として、「社内版ビズリーチ」を多くのお客様に選んでいただけるサービスに育てていきたいですね。「社内版ビズリーチ」は、それだけ可能性を秘めていると思います。
- T.Fujimura
- そうですね。社内外双方のプラットフォームを持つ我々だからこそできる、新しい価値提供にも取り組んでいきたいです。
例えば、経営戦略上、新しいキーポジションの要件を考える際、AIエージェントが社内外の人材データを検索・分析し、『社内のAさんのようなスキルを持つ人材は、現在社内に約X名、社外に目を向けると約Y名の候補者がいて、採用する場合の年収相場はZ円前後です』といった社内外一気通貫な候補者情報・採用市況を提示することで、企業のより迅速で的確な人材配置をサポートする。これが、私たちが目指している新しい価値の一例です。
このように、社内外の人材・求人情報をシームレスにつなぎ合わせることで、働く人や組織の可能性をさらに広げていく。そんなサービスへと進化させていきたいですし、この目標をチームのみならず、全社として一歩ずつ形にしていきたいと思っています。
- K.Hanaoka
- 社内外をシームレスにつなぐことで、より私たちらしい大きな価値を提供できるようになるはずです。チームとして全社として、実現に向けた挑戦を続けていきます。
Column
AIを駆使して社内外の情報をつなぎ、組織とはたらく人々を支えたい。
AI技術の進化とともに、進化を続ける「社内版ビズリーチ」。将来的には社内だけでなく、社外の情報もつなぎ、 最適な人材の採用や配置を支援する存在になることを目指しています。チーム全員が一丸となり、唯一無二のサービスをつくり上げる挑戦はこれからも続いていきます。










