募集職種

プロダクトマネージャーソリューションセールスエンジニアプロダクトデザイナー

オンボーディングの課題にAIで挑む
「Onboard AI」開発の軌跡と、
アイデアを形にした4人の挑戦。
オンボーディングの課題にAIで挑む
「Onboard AI」開発の軌跡と、
アイデアを形にした4人の挑戦。

オンボーディングの課題にAIで挑む。 「Onboard AI」開発の軌跡。 アイデアを形にした4人の挑戦。

  • プロダクトマネージャー

    Y.Obana

    エンジニアの経歴を持ちながら、事業サイドのマネジメント経験も豊富。本案件ではプロダクトマネージャーとして、プロダクトの方向性策定からロードマップ設計、要件整理、ユーザーインタビューまで幅広く担当。

    Y.Obana

  • ソリューションセールス

    H.Ito

    長く人材育成や営業の側面支援などに携わったのち、ビズリーチへ入社。ソリューションセールスとして、顧客ニーズのリサーチや提案、社内外の関係者との連携など、ビジネスサイドからプロジェクトを推進。

    H.Ito

  • エンジニア

    K.Takahashi

    エンジニアとして、バックエンドからフロントエンドまでの開発を一貫して担当。AI基盤の整備と実装の2軸でプロジェクトに携わる。現在はリードエンジニアとして、エンジニアチームの開発を牽引。

    K.Takahashi

  • プロダクトデザイナー

    S.Sato

    前職では、AIツールや業務効率化ツールの開発を経験。本プロジェクトではその経験を活かし、デザイナーとしておもにUI/UXデザインを担当。現在は新機能の提案・デザインにも積極的に取り組む。

    S.Sato

プロジェクト概要

人材の流動化が加速する今、入社した方が早期に活躍できるよう支援することは、企業にとって欠かせない取り組みのひとつです。一方、育成を担うマネージャーもまた、多忙な業務のなかで「教える負担」を抱えている人も少なくありません。

ビズリーチが2026年4月に発表した「Onboard AI(オンボード)」は、こうした組織課題に向き合い生まれたサービスです。

生成AIが一人ひとりに合わせた学習体験を届け、オンボーディングを支援します。新しく加わった方の早期の活躍と、組織全体のパフォーマンス向上を後押しします。今回は、「Onboard AI」の開発に挑んだ4名が、職能を越えた挑戦の過程を語ります。

「不確実な領域」にAIで切り込む。
異なる専門性を持つ4人が、このプロジェクトに集った理由
「不確実な領域」にAIで切り込む。
異なる専門性を持つ4人が、このプロジェクトに集った理由

H.Ito
「Onboard AI」は、事業アイデア創出を目的とした社内のビジネスコンテスト「New Bamboo!」を起点に発足したプロジェクトです。事業責任者である茂野明彦さんが起案したプランに共鳴したメンバーが集まり、このチームが結成されました。

私自身は15年ほど人材育成や営業支援に携わってきたなかで、新しく入社した人が環境変化に適応しきれず、早期に離職したり、本来のポテンシャルを発揮しきれないケースを何度も目にしてきました。適切な環境や仕組みが整っていれば、その方々はもっと活躍できたはずです。そうした実体験があったからこそ、「オンボーディングの課題を解決する」という茂野さんの構想に強く共感し、プロジェクトに参画しました。

Y.Obana
オンボーディングは、多くの企業に共通する課題です。私も前職でチームのマネジメントを担当していたのですが、メンバーの育成や事業の推進と、求められることが一気に広がったにも関わらず、誰かがやり方を教えてくれるわけでもありません。マネージャーという役割の難しさを身をもって実感しました。一方で、マネージャーが適切なマネジメントを実践できれば、メンバーの成長、ひいては企業の事業成長にも大きなインパクトをもたらします。その部分を支援できることに、大きな意義を感じました。

K.Takahashi
ただ、マネジメントの課題は突き詰めていくと「人や組織による」という話に帰着してしまう、不確実性の高い領域です。私は、こうした不確実な領域にAIで挑むという点にエンジニアとして強く惹かれました。何が成果に結びつくのか、どのようにチームのモチベーションを高めるのか。そういう課題にAIを使って踏み込んでいくのは、先進的なチャレンジだと思いました。

S.Sato
私はAIネイティブなプロダクトを0からつくれる環境に惹かれました。前職でAIツールや業務効率化ツールのデザインを経験するなかで、人々の複雑な業務を助けるAIプロダクトの面白さを知り、より大きな裁量を持って挑める場であると感じ「Onboard AI」プロジェクトに参画しました。

現在はメンバーも増えましたが、プロジェクト開始時はセールス、プロダクトマネージャー、エンジニア、デザイナーという1職種1名体制だったんですよね。この4人で密にコミュニケーションを取りながらつくり上げていきました。

K.Takahashi
このメンバーが集まった当初から、職種は違っても、この4人には共通している部分があると感じていました。それは課題をベースに物事を考えること、「なぜこの人はこう考えるのだろう」と人の思考に興味を持つこと。入社直後からメンバーと話をするうちに、気づけば哲学的な議論に発展していたこともありました。根底の考え方が似ているメンバーが集まったのだと感じました。

Y.Obana
全員が「自分の専門領域を越えて積極的に関わろう」とする意識を持っています。ビジネスサイドのItoさんが開発知識を学んでAIを積極的に活用したり、TakahashiさんやSatoさんも実装やデザインにとどまらず、プロダクトの方向性から一緒に考えてくれたり。職種を越え、お互いを高め合えるチームだと感じています。

Column

各々の実体験が、プロジェクトの推進力に。

4人がこのプロジェクトに集まった背景には、それぞれの職種や経験から生まれた切実な課題意識と、挑戦への強い意志がありました。1職種1名という少数精鋭体制のなかで、自分の専門領域を越えて積極的に関わり、互いを高め合いながらプロダクトを0からつくり上げていきました。

前提から問い直す。
議論の末に誕生した、独自のフレームワーク「ACEモデル」
前提から問い直す。
議論の末に誕生した、独自のフレームワーク「ACEモデル」

S.Sato
それでも開発初期段階では、大切にしている価値基準が各々少しずつ違うからこそ、プロダクトの方向性について議論が発生することが多くありました。何を優先して実装するのか、ユーザーが一番必要としているのはどんな機能なのか、一般的なLMS(学習管理システム)との違いは何なのか?など、さまざまな角度から話し合いを重ねました。

H.Ito
印象的だったのは、茂野さんが提示した前提に対し、メンバーが「本当にその課題設定やアプローチは適切なのか」と根本から問い直していたことです。私は当初、前提となる課題感に疑問を持っていなかったため、認識をすり合わせる議論に多くの時間を費やしました。振り返ってみると、そのプロセスこそがプロジェクトの確固たる軸を築くうえで不可欠だったと感じています。現在、メンバー全員が迷いなく行動できているのも初期段階で丁寧に前提を検証できたからこそですね。

議論を進めるうえでは、事実に基づいて話すことを意識していました。社内で複数回トライアルを実施し、そこで得た利用者の声やアンケート結果を共有することで、チーム内の認識を徐々に揃えていきました。

Y.Obana
最初の社内トライアルでは、単発のロールプレイングやクイズといった学習機能を試してもらったのですが、それだけではマネージャーや育成担当者の負荷を軽減するという大きなインパクトにはつながらないと感じました。このままでは本質的な課題解決には届かないと考えた末に生まれたのが「ACEモデル」です。

「ACEモデル」は、立教大学の田中聡准教授監修のもと開発した、オンボーディングをより体系化してサポートするための独自のフレームワークです。関連論文を読み込み、メンバーや田中准教授にフィードバックをもらいながら改善を繰り返していったのを覚えています。

0から1の開発を成し遂げられたのは、
各々が専門性を発揮し、信頼し合えるチームだからこそ。
0から1の開発を成し遂げられたのは、
各々が専門性を発揮し、信頼し合えるチームだからこそ。

S.Sato
デザイナーとして特に頭を悩ませたのが、使い勝手と権限まわりのバランスを取ることでした。「Onboard AI」は大手企業様向けのサービスを前提としていたため、細かい権限設定への対応が求められる一方で、設定が複雑になるほど使いやすさが損なわれてしまいます。大企業特有のセキュリティや管理上の制約については、判断が難しい部分もありました。事業サイドの事情に詳しい茂野さんやItoさんから「こうしたケースがあるので、もう少し権限を強くするべき」といったフィードバックをもらいながら、少しずつ形にしていきました。

こうした開発の過程を振り返ってみると、本当に各々が持つ専門性に助けられたプロジェクトだったと感じています。専門性のある部分を安心してお任せできるからこそ、私はプロダクトの方に集中できました。

K.Takahashi
たしかにそうですね。技術的な制約、コンプライアンスやガバナンスの視点、大手企業様ならではの権限周りの複雑さ、全員の目線を取り入れなければ成立しなかったプロジェクトだと感じています。そして、それぞれが専門性を発揮し、強い思いを持ちながらも、根底には相手へのリスペクトがある。だからこそ、最終的に多くの関係者が納得できる形でプロジェクトを前に進められたのだと思います。

H.Ito
常に話しかけやすい状態でいてくれることも、ありがたかったです。誰に何を聞いても嫌な顔ひとつしないで対応してくれるし、誰かが助けを求めると「すぐ対応します!」と優先的に動いてくれました。それができるのも、リスペクトがチームの土台にあるからこそですね。

Y.Obana
私はプロダクトマネージャーという立場でしたが、「この議論は他のメンバーに任せた方がいい」と判断する場面も多くありましたね。すべての議論に関わるのではなく、信頼して任せるべきところは任せる。その結果、それぞれが主体的に動き、チーム全体としてよりスピーディーに前進できていたと感じています。そうした信頼関係こそが、このチームの大きな強みです。

今後は、「Onboard AI」で蓄積されたオンボーディングのデータを、採用や異動など人材マネジメント全体の支援へと広げていきたいと考えています。継続的なスキル向上や次のキャリアステップの支援まで、マネジメント層と入社した社員一人ひとりに寄り添えるプロジェクトを目指していきます。

Column

根底にあるのは、メンバーへのリスペクト。

誰に何を聞いても嫌な顔ひとつしない。困っているメンバーがいれば、すぐに助け舟を出す。任せるべきところは信頼して任せる。少数精鋭のチームだからこそ、一人ひとりの姿勢がチーム全体に直結します。互いへのリスペクトを土台に、それぞれが主体的に動き続けたことが「Onboard AI」を形にする原動力になりました。

その他のクロストーク